エリザベス女王陛下が天皇皇后両陛下を
特別待遇された事をご存知でしょうか。

そこには英王室と皇室との、
深い繋がりがあったのです。

今回はその繋がりについてです。

エリザベス女王陛下の
即位60周年記念式典である
ダイヤモンド・ジュビリー。

平成24年6月、その式典
天皇皇后両陛下が招かれたのですが、
お二人が特別待遇されている場面が多々ありました。

まずは席次

天皇陛下のお隣はエリザベス女王陛下の左隣、
女王陛下の右隣はスウェーデン国王陛下で、
その隣に皇后陛下が座られていました。

数ある欧州の王室を差し置いて、
アジアから招待された天皇陛下が
お隣に選ばれたのです。

それだけではありません。

20カ国以上の君主や王族が招待された中、
英王室がサイトに掲載した写真はわずか3枚。

その1枚がこのお写真で、英王室の女性と
談笑される天皇皇后両陛下のお姿でした。

さらには

59年前のエリザベス女王陛下の戴冠式に参列し、
今回の記念行事にも招待されているのは
天皇陛下とベルギーのアルベール国王陛下だけです。

これがどれ程、
異例なことかお分り
頂けますでしょうか。

通常であれば
このような待遇はあり得ません。

なぜこのような
特別待遇がなされるのか。

それは天皇陛下の権威に
よるところだけでなく、
日本の皇室とイギリス王室の
深い交友関係にありました。

日本の皇室と英王室は
実は大正時代からのお付き合いです。

大正10年、当時まだ皇太子であった
昭和天皇は一度ご訪英されているのですが、
エリザベス女王陛下のお祖父さんである
英国王ジョージ5世陛下はこれを大歓迎。

お孫さんのように
可愛がられたのだそうです。

しかし、世界情勢が大きく動いていく中で、
日本とイギリスは敵同士になった時期もあり、
その後、両国の関係は冷え切ってしまっていました。

このような状況で、まだ日本への風当たりが強かった中、
天皇陛下は1953年にイギリスで行われた
エリザベス女王陛下の戴冠式に昭和天皇の御名代として
ご出席されました。

天皇陛下が危険を顧みずご訪英したことや、
1971年の昭和天皇のご訪英、
1975年のエリザベス女王陛下のご来日。

紆余曲折を経て、
長い年月をかけて友好関係を
深めていったという経緯があります。

お互いに特別な思いがあるのは
当然のことでしょう。

しかし、実は天皇陛下はこの式典には
ご出席できなかったかも
しれなかったのです。